中学生向け 09.性の多様性
【問題】
解説
- 右の+を押すと解説を見ることができます ➡ ➡ ➡
-
正解は…
A.人によってさまざまで、見た目だけでは決められず、自分のことを誰に話すかも本人が決める
「性的指向」とは、どのような性の人を好きになるか、またはならないかということです。
「性自認」とは、自分の性をどのように認識しているかということです。
性的指向や性自認をはじめとする性のあり方は、人によってさまざまです。服装や話し方、見た目だけで決めることはできません。
また、自分の性のあり方を誰に、いつ、どこまで話すかは、本人が決めることです。
他の選択肢が適切ではない理由
B.少数の人は、周囲を混乱させないため、多数の人と同じ生き方に合わせるべきである
人数が少ないことは、間違っていることや、周囲に合わせなければならない理由にはなりません。
誰にも、自分らしく生活する権利があります。周囲と違うことを理由に、からかったり、排除したり、無理に変えようとしたりしてはいけません。
C.服装、話し方、部活動を見れば、その人の性的指向や性自認を正確に判断できる
服装、髪型、話し方、好きな遊びや部活動から、その人の性的指向や性自認を判断することはできません。
「男子ならこう」「女子ならこう」という思い込みで決めつけると、相手を傷つけることがあります。本人が話していないことを、周囲が勝手に推測することも適切ではありません。
D.支えるためには、本人の許可がなくても周囲に伝え、本人に詳しく説明してもらうとよい
本人が公表していない性的指向や性自認を、許可なくほかの人に伝えることを「アウティング」といいます。善意や支援のつもりでも、本人のプライバシーを侵害し、安心して生活できなくなる原因になることがあります。
本人が話してくれたときは、詳しい説明を無理に求めず、「話してくれてありがとう」「誰にどこまで話してよい?」と確認することが大切です。福岡県「LGBTQ “アウティング”は、本人のプライバシー権を侵害する重大な問題です」
覚えておきたいこと
- 性のあり方は人によってさまざまである
- 見た目や行動だけでは分からない
- 本人が自分の性のあり方を説明する義務はない
- 誰に話すか、いつ話すかは本人が決める
- 本人の許可なく、ほかの人に伝えない
- 分からないことがあっても、興味本位で質問しない
- 差別的な言葉やからかいに同調しない
- 相談されたら、まず本人の話と希望を聞く
本人のために何かしたいときも、先回りして決めるのではなく、何を望んでいるかを本人に確認することが大切です。
みんなで考えてみよう
- 性別について「○○らしく」と決めつけられたら、どのような気持ちになるでしょうか。
- 友だちから性のあり方について打ち明けられたら、どのように応えられるでしょうか。
- 誰かを傷つける言葉やからかいを聞いたとき、自分にできることは何でしょうか。
- 誰もが自分らしく安心して過ごせる学校にするために、何が必要でしょうか。
