正解は…
D「どちらも思春期の成長に伴う体の変化の一つで、起こる時期には個人差がある」
- 月経も精通も、思春期に見られる体の変化の一つです。ただし、始まる年齢や経験のしかたは一人ひとり異なります。ほかの人と比べて、早い・遅いと心配しすぎる必要はありません。
- 月経や精通を経験する年齢だけでなく、月経の周期や出血量、射精を経験する状況などにも個人差があります。そのため、「何歳までに必ず始まる」「みんなが同じように経験する」と決めつけることはできません。
他の選択肢が適切ではない理由
A「月経については月経のある人だけが、精通については精通のある人だけが知っていればよい」
- 月経や精通は、経験する本人だけが知っていればよいものではありません。
- お互いの体の仕組みを知ることは、相手の体調や気持ちを理解し、からかったり傷つけたりしないためにも大切です。自分には起こらない変化についても、正しい知識を身につけておきましょう。
B「月経も精通も、体にたまった「悪いもの」を外へ出すために起こる」
- 月経も精通も、体にたまった「悪いもの」を外へ出す現象ではありません。
- 月経は、妊娠に備えて厚くなった子宮内膜が、妊娠が成立しなかったときに血液などと一緒に体の外へ出る現象です。
- 精通とは、初めて射精を経験することです。射精では、精子を含むことのある精液が陰茎から出ます。寝ている間に自然に射精する「夢精」によって精通を経験する人もいます。
- どちらも、思春期に体が成長していくなかで起こり得る自然な変化です。
C「月経や精通は、誰にでもほぼ同じ年齢で起こる」
- 月経が一度始まっても、毎月まったく同じ間隔で起こるとは限りません。特に始まったばかりのころは、周期が安定せず、間隔が短くなったり長くなったりすることがあります。
- 精通は「初めての射精」を意味するため、一度だけの経験を指す言葉です。その後の射精も、毎月決まった間隔で起こるものではありません。
覚えておきたいこと
- 月経も精通も、体に「悪いもの」がたまったために起こるのではありません。
- 月経のある人、精通や射精のある人だけでなく、誰もが両方について学ぶことが大切です。
- 体の成長には個人差があり、ほかの人と比べる必要はありません。
- 月経や精通について、からかったり、人前で言いふらしたりしてはいけません。
- 痛みや出血が強い、体の変化について心配なことがあるなどの場合は、保護者、養護教諭、医療機関など、信頼できる人に相談できます。
みんなで考えてみよう
- もし、月経や精通について友達がからかわれていたら、その人はどのような気持ちになるでしょうか。
- 体の変化を安心して経験できるようにするために、私たちはどのような言葉や態度を大切にすればよいでしょうか。
- 自分とは異なる体の変化について学ぶことには、どのような意味があると思いますか。