中学生向け 08.好き・付き合う・人間関係
【問題】
解説
- 右の+を押すと解説を見ることができます ➡ ➡ ➡
-
正解は…
C.お互いの気持ち、時間、友人関係、プライバシーを尊重し、違いがあれば話し合う
よりよい交際関係とは、どちらかが相手に従ったり、相手を自分の思いどおりにしたりする関係ではありません。お互いを一人の人として尊重し、それぞれの生活や人間関係を大切にできることが基本です。
考え方や希望が違うこともあります。そのときは、一方が我慢するのではなく、気持ちを伝え合い、お互いが納得できる方法を話し合うことが大切です。
他の選択肢が適切ではない理由
A.交際したら相手を最優先し、求められたら友だちとの交流をやめるのが誠実である
付き合っていても、友だちや家族との関係、一人で過ごす時間、勉強や部活動などを大切にする権利があります。
「自分以外の人とは話さないで」「友だちと会わないで」などと相手の人間関係を制限することは、誠実さではなく、束縛や支配につながる場合があります。
B.誰かに好きだと言われた人には、その人と付き合う義務がある
誰かを好きになることも、告白することも自由ですが、告白された人には、付き合うかどうかを自分で決める権利があります。
「断ったらかわいそう」「好きになってくれたから応えなければ」と考えて、無理に付き合う必要はありません。断ることは、相手の人格を否定することではありません。
D.心配をなくすため、お互いのSNSのパスワードを共有し、自由に確認できるようにする
付き合っていても、スマートフォンやSNSの中には、本人だけでなく、友だちや家族の個人情報も含まれています。パスワードの共有や無断での確認は、プライバシーや情報の安全を損なう可能性があります。
「好きなら見せられるはず」「断るのは隠し事があるから」などと迫ることも適切ではありません。
信頼は、相手を監視することではなく、気になることを話し合うことで育てていくものです。
交際相手への束縛や監視は、デートDVにつながる場合があります。内閣府男女共同参画局「デートDVって?」
覚えておきたいこと
よりよい関係では、次のことが大切です。
- 付き合うかどうかは、自分で決めてよい
- 付き合ったあとも、自分の時間や友人関係を大切にしてよい
- 相手のスマートフォンやSNSを勝手に見ない
- 嫌なことには「嫌」「したくない」と言ってよい
- 意見が違うときは、相手を責めずに話し合う
- 怖い、苦しい、監視されていると感じたら、周囲の人に相談する
- 関係を続けるか、終わらせるかも自分で選んでよい
「好き」という気持ちは、相手を支配してよい理由にも、自分が我慢し続ける理由にもなりません。
みんなで考えてみよう
- 「大切にすること」と「相手を束縛すること」には、どのような違いがあるでしょうか。
- 相手からパスワードを教えるよう求められたら、どう答えられるでしょうか。
- 交際していても、自分のために大切にしたい時間や人間関係には、どのようなものがありますか。
- お互いの意見が違ったとき、どのように伝え合えばよいでしょうか。
