中学生向け 07.性的同意
【問題】性的同意
正解は…
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B.その都度お互いの気持ちを確かめ、どちらも自由に選べ、途中でも気持ちを変えられる場合
性的な行為についての「同意」とは、お互いがその行為をしたいと思っていることを、対等な立場で確かめ合うことです。
同意には、次のような条件が必要です。
- 脅し、無理強い、だまし、立場の差などの影響を受けず、自由に決められる
- どのような行為なのかを理解したうえで選んでいる
- お互いの「したい」という気持ちが確認できている
- 行為が変わるたびに、その都度確認する
- 一度同意しても、途中でやめたり気持ちを変えたりできる
したがって、これらが示されているBが最も適切です。
福岡県も、性的同意には「対等な関係」「自分の意思で決められる状況」「はっきり確認すること」が必要だと説明しています。福岡県「ちゃんと言葉で、たしかめて『性的同意』」
他の選択肢が適切ではない理由
A.恋人同士で、前にも同じことをしたため、今回は確認せずに進めた場合
恋人同士であっても、以前に同じ行為へ同意したことが、今回の同意になるわけではありません。そのときの気持ちや体調、したいこと・したくないことは変わります。
「付き合っているから」「前にもしたから」「家に来たから」などを理由に、相手が同意していると決めつけることはできません。同意は、相手との関係にかかわらず、その都度確認するものです。
C.相手が嫌だと言わず、黙っていたため、そのまま進めた場合
黙っていることは、同意したことにはなりません。怖い、驚いた、どうしたらよいか分からないなどの理由で、声を出したり体を動かしたりできなくなることもあります。
「嫌と言われなかった」ではなく、相手が自分の意思で「したい」「いいよ」と伝えていることを確かめる必要があります。相手が黙っている、迷っている、体がこわばっているなど、気持ちが分からないときは、いったん止まって確認することが大切です。
D.断ると相手を傷つけるため、気が進まなくても「いいよ」と言うのが思いやりだと考えた場合
相手をがっかりさせたくない、嫌われたくない、怒らせたくないという理由で、気が進まないのに応じることは、自由に選べている状態とはいえません。
本当の思いやりは、自分の気持ちを我慢することではなく、お互いの「したくない」「迷っている」「途中でやめたい」という気持ちも尊重することです。相手が断ったとしても、責めたり、不機嫌になって圧力をかけたりしてはいけません。
覚えておきたいこと
性的同意について、次のことを覚えておきましょう。
- 恋人や夫婦であっても、その都度、同意が必要
- 一つの行為への同意は、別の行為への同意ではない
- 沈黙、抵抗しないこと、二人きりになることは同意ではない
- 怖さ、圧力、立場の差などによって断れない状況では、自由な同意とはいえない
- お酒や薬、睡眠などで判断や意思表示ができない人は、同意できない
- 一度「いいよ」と言っても、いつでも気持ちを変えられる
- 途中で「やめたい」と言われたら、すぐにやめる
- 「分からない」「迷っている」は、「してよい」という意味ではない
同意を確かめることは、雰囲気を壊すことではありません。相手を大切にし、自分も大切にするためのコミュニケーションです。
みんなで考えてみよう
同意は、特別な言葉で確認しなければならないものではありません。例えば、次のように尋ねることができます。
- 「手をつないでもいい?」
- 「キスしても大丈夫?」
- 「このまま続けてもいい?」
- 「嫌だったり迷ったりしたら、いつでも言ってね」
- 「少しでも迷っているなら、今日はやめようか」
では、次のことも考えてみましょう。
- 相手が黙ったり困った表情をしたりしたとき、どう行動すればよいでしょうか。
- 自分の気持ちが途中で変わったとき、どのように伝えられるでしょうか。
- 相手から断られたとき、どのように受け止めれば、お互いを大切にできるでしょうか。
- 安心して「嫌」「やめたい」と言える関係とは、どのような関係でしょうか。
もし同意していない性的な行為をされたとしても、断れなかった人や動けなかった人に責任はありません。
相談したいときは、信頼できる大人や専門の相談窓口につながることができます。
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