活動報告

2020年のゆるっと性教育 振り返り

2021年が始まり,10日が経ちました。

今年は,一般社団法人としての活動を少しずつ広げ,また基礎を強固にしていきたいと考えています。

このような活動をするにあたり,去年の活動について簡単に振り返り,今年の活動のヒントを見つけていきたいと思います。

 

ゆるっと性教育設立

2020年6月に,ゆるっと性教育を設立しました。

性教育の活動をしていきたいと考えて,研究を行ったり,興味のある人たちで話し合うということはしてきましたが,組織を立ち上げるということは,それらとはまた別のことです。

なぜ立ち上げるのかという目的が必要です。

なぜ,このような組織を設立するに至ったのか,ということはまた別のところで詳細は語ろうと思います。ただ,理由の一つには,私がもっている行動変容の知識やスキルをもっと広げていき,後進を組織的に育てていきたいという思いがあります。

その実現のためには,このような組織の形がもっとも適していると考えています。

組織の立ち上げを意識し始めて,今から2年ほど前,知り合いの方の紹介で,企業支援をしてくださっている方と出会い,相談にのっていただき,少しずつ少しずつ準備をしてきました。

本当の形になるんだろうか。そしきなんて立ち上げられるのだろうかと不安になったり,言うだけ言って,まぁ実際に設立なんかしないんじゃないか,みたいな自分を信じきれていない時もありました。

しかし,自分が自分の人生で何を成し遂げていきたいのかということを考えた時に,絶対に避けて通ることができない,そしてなんとしても成し遂げたいこととして,性教育がありました。

自分の気持ちを確認するたびに設立への思いは強くなり,去年6月に設立することができました。大きな大きな第一歩です。

 

セミナーの企画と運営

2020年6月のゆるっと性教育立ち上げに先立って,2020年1月から毎月1回性教育セミナーを行っていました。

1月と2月は,新宿の貸し会議室を使ってセミナーを行いました。

始めたばかりなのにも関わらず,募集定員いっぱいの方が参加してくださっていました。

しかし,新型コロナウイルスの影響により,リアルイベントは2月で終了となりました。

3月からは,Zoomを使ったオンライン性教育イベント,あるいはinstagramによるライブイベントを行いました。まだまだZoomを使ったイベントの難しさはありますが,1・2月は関東の人しか参加できていませんでしたが,オンラインイベントによって,北海道から沖縄の方まで,広く見ていただくことができました。

2021年も,基本的にはオンラインイベントとなると思います。

この1年ほどで培ったノウハウを,これから発揮していきたいと思います。

オンラインだから,ということではないのですが,イベント参加者の性別を見てみると,圧倒的に女性参加者の割合が多いです。今後は,もっと男性が参加してくれるような,そんな企画を作っていきたいと思っています。

 

保育士向けコンテンツの制作

オンラインイベントに加えて,保育士さん向けの性教育コンテンツの作成を行いました。

イベントに参加してくださっていた方からの要望がはじまりでした。

そこからある1つの保育園さんに向けて,動画を作成しました。その保育園のなかでこの部分が足りないだろうというものに焦点を当てています。

ただ,保育園のなかで,保育士さんの研修として使ってもらえるような動画を作ることができました。きっと他の保育園でも保育士さんの性教育関連の研修コンテンツとして最適なコンテンツであると思います。

今後はよりコンテンツを増やし,多くの保育園や幼稚園の研修コンテンツとして利用してもらうことを目指していきたいと思います。

 

2021年の活動の展望

さて最後に,今年2021年の展望です。

  1. 毎月のオンラインイベントを継続する
  2. 保育士,幼稚園の先生向けの研修動画を30本制作する
  3. 発達障害のお子さんをもつ親向けの性教育プログラムを作成し,実行する

 

おもにこれらを進めていきたいと思っています。

とくに3つ目の,発達障害のお子さんをもつ親向けの性教育プログラムの作成は,力を入れていきたいと思っています。

新しい企画ということはもちろんなのですが,ぜひ作ってもらいたい,という強い要望をいくつか受けており,困っている人が目の前にいるという状況を早く改善したいと思っています。

私1人の力ではどうにもならない部分がありますので,多くの人の力を借りながら進めていきたいと思っています。

みなさん,2021年もどうぞよろしくお願いします。

 

ゆるっと性教育